|このページについて| ''概要'':このページでは、数学ソフトMathematicaでリストとテーブルを扱う方法を解説します。 ''親ページ'':このページの親ページは[[Mathematica]]です。 |目次| #contents ---- *リスト [#bf77e91f] リストを扱う方法を説明する. list1 = {1, 2, 3, 4, 5} と定義しておいて, list1*5 とやれば, {5, 10, 15, 20, 25} などと返ってくる. list1^10 とやれば, {1, 1024, 59049, 1048576, 9765625} と返ってくる.瞬時.すごい. リストを関数の引数をとして定義することも出来る. 例えば, list2={1,10,100} Sqrt[list2] // N とやれば, {1., 3.16228, 10.} とか返ってくる. リストの長さを知ることも出来る, Length[list2] とやれば 3 と返ってくる. 要素を小さい順に並び替えることだって出来る. list3 = {4, 5, 3, 6, 2, 4, 32, 12} を定義しておいて Sort[list3] とやれば, {2, 3, 4, 4, 5, 6, 12, 32} 要素を逆順に並び替えることも出来る. Reverse[list3] とすれば, {12, 32, 4, 2, 6, 3, 5, 4} と返ってくる. list3[[2]] とかやると,2番目の要素だけを取り出してくれる.つまり,この場合 5 と返ってくる. *テーブル [#jfc977c6] テーブルの使い方を説明する.テーブルが使えると,数列を扱いやすくなる. Table[i, {i, 1, 10}] とやれば, {1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10} とかえってくる. Table[2^i, {i, 1, 10}] とすれば, {2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024} と返ってくる. TableForm[Table[2^i, {i, 1, 10}]] とすれば,結果が縦に表示される. Table[2^i, {i, 1, 10}] //TableForm でも同じである. Table[2^i, {i, 1, 10, 2}] とやれば,i=1から10までの間を,2だけ間隔を空けなさい,という命令になる.つまり, {2, 8, 32, 128, 512} が返ってくる. 100から110までの偶数の平方根を,実数で見るには以下のようにやる. Table[{x, Sqrt[x]}, { x, 100, 110, 2}] // N あるいは, Table[{x, N[Sqrt[x]]}, { x, 100, 110, 2}] でも同じ. *Reference [#zdc73213] **参考書籍 [#h414b8bd] -宮岡悦良(2000),『Mathematica数学の道具箱〈上〉』,ブレーン出版 -宮岡悦良(2000),『Mathematica数学の道具箱〈下〉』,ブレーン出版 **リンク [#m19e6188] -[[神戸大学 Mathematica ホームページ:http://bach.istc.kobe-u.ac.jp/mma/]]