概要:このページでは、数学ソフトMaximaの基本的な使い方を解説します。 親ページ:このページの親ページはMaximaです。
Maximaの基本的な情報 †Maximaで出来ること †Mathematicaで出来ることは、Maximaでも出来る。高価なMathematicaに対して、Maximaは無料! 以下は、ver5.13を使った場合の説明です。(=Windows用、GUIもキレイなwxMaxia0.7.3aを使った場合の説明です。) 有用サイト,本 †このページの一番下を見てください。 基本的な使い方 †ここでは、下のような画面を出発点とします。インストールなどは、 このページの一番下でも見て、各自調べてください。 さて、この画面で、 INPUT というところに、コマンドを入力すると、計算結果がどんどん返ってくる仕組みになっています。例えば、 3+5 とか入力し、Enterキーを押せば、以下のような画面になります。 ここで、 (%i1) は、「1つ目のinput」を意味しています。同様に、 (%o1) は、「1つ目のoutput」を意味しています。 いま例えば、 (%o1)+10 と入力し、Enterキーを押しせば、 18 と返ってきます。尚、自分では入力していなくとも勝手に ; が付くのは、オマジナイです。気にしないでよし。以下ではいちいちスクリーンショットを示しません。INPUTのところに入力するコマンドと結果のみを示していきます。 四則演算は、Mathematicaなどと同じで、
という感じです。まぁ、勝手に各自試してみてください。 aに3を代入する場合は, a:3 と入力。(ここはmathematicaと違う!) a+10 とか入力すれば、 13 と返してくれます。aに代入されている値を消すには、 remvalue(a) とすればよい。 四則演算だけではなく、もっと高度な計算ももちろんできる。組み込み関数があって、それを用いればよい。例えば, expand((x+y)^6) と入力すれば、 diff(%,x) とすれば、xについて微分してくれます。関数diff()は、 diff(数式,微分したい文字) のように使います。いま、 % としているのは、直前の結果を参照せよ、という意味です。すなわち、expand((x+y)^6) で展開された数式を、xについて微分していることになります。 数式の文字のところに値を代入し計算結果を得るには、 ev(3*x+5*y, x: 5, y:10) などとやればよいです。関数ev()は、evaluateの略です。これは、 その他、円周率などの、組み込み定数が以下です。 円周率 %pi 自然対数の底 %e これら円周率πや自然対数の底eの近似値を知りたいときは、 bfloat(%pi); などとやればよいです。 メンドーな計算をMaximaに任せるとき、組み込み関数をいかに使いこなすかがポイントです。 組み込み関数の紹介 †
log()は自然対数です。 log(%e) とすれば、 1 と返ってきます。 関数の定義 †Maximaでは、関数の定義では、記号 := を使います。Mathematicaとここは同じですね。例えば、 f(x):= 3*x+1 と定義します。すると、 f(20) と入力すれば、 61 を返してくれます。 定義した関数を消去するには、 remfunction(f) とすればよいです。remove functionの略です。引数がf(x) ではなくf であることに注意しましょう。 さて、Maximaでは、組み込み関数の名前は、小文字から始まっているようです。そして、引数を () でくくっています。 そこで、自分で定義する関数は大文字から始まるようにする、というルールを自分で作れば、組み込み関数と重複することがなく、便利です。 Reference †参考書籍 †探し中。。。 リンク †公式サイト 日本語の解説ページ PDFマニュアル |