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概要:このページでは、数学ソフトMathematicaでリストとテーブルを扱う方法を解説します。
親ページ:このページの親ページはMathematicaです。
目次 |
リストを扱う方法を説明する.
list1 = {1, 2, 3, 4, 5}
と定義しておいて,
list1*5
とやれば,
{5, 10, 15, 20, 25}
などと返ってくる.
list1^10
とやれば,
{1, 1024, 59049, 1048576, 9765625}
と返ってくる.瞬時.すごい.
リストを関数の引数をとして定義することも出来る.
例えば,
list2={1,10,100} Sqrt[list2] // N
とやれば,
{1., 3.16228, 10.}
とか返ってくる.
リストの長さを知ることも出来る,
Length[list2]
とやれば
3
と返ってくる.
要素を小さい順に並び替えることだって出来る.
list3 = {4, 5, 3, 6, 2, 4, 32, 12}
を定義しておいて
Sort[list3]
とやれば,
{2, 3, 4, 4, 5, 6, 12, 32}
要素を逆順に並び替えることも出来る.
Reverse[list3]
とすれば,
{12, 32, 4, 2, 6, 3, 5, 4}
と返ってくる.
list32
とかやると,2番目の要素だけを取り出してくれる.つまり,この場合
5
と返ってくる.
テーブルの使い方を説明する.テーブルが使えると,数列を扱いやすくなる.
Table[i, {i, 1, 10}]
とやれば,
{1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10}
とかえってくる.
Table[2^i, {i, 1, 10}]
とすれば,
{2, 4, 8, 16, 32, 64, 128, 256, 512, 1024}
と返ってくる.
TableForm[Table[2^i, {i, 1, 10}]]
とすれば,結果が縦に表示される.
Table[2^i, {i, 1, 10}] //TableForm
でも同じである.
Table[2^i, {i, 1, 10, 2}]
とやれば,i=1から10までの間を,2だけ間隔を空けなさい,という命令になる.つまり,
{2, 8, 32, 128, 512}
が返ってくる.
100から110までの偶数の平方根を,実数で見るには以下のようにやる.
Table[{x, Sqrt[x]}, { x, 100, 110, 2}] // N
あるいは,
Table[{x, N[Sqrt[x]]}, { x, 100, 110, 2}]
でも同じ.